プロステートヘルスインデックス(phi)

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プロステートヘルスインデックス( phi;prostate health index )について

当院では前立腺がんの診断能を向上させる新たな指標「プロステートヘルスインデックス(phi)」の測定を開始しました。

プロステートヘルスインデックス(phi)とは遊離型PSA(free PSA)、総PSA(total PSA)、[-2]proPSAを組み合わせることで既存のマーカーと比較してより高い確率で前立腺がんを検出することができ、前立腺生検が必要となる患者さまを絞りこむことができます。

前立腺がんは男性の悪性腫瘍の中では大腸がん、胃がん、肺がんとともに罹患数が多いがんであります。初期には排尿に関する症状をはじめとするがんに特有な症状がみとめられず、早期発見には血液中腫瘍マーカーである前立腺特異抗原(PSA;prostate specific antigen)の測定が有用で、血清PSA値の基準値として4ng/mL以下が用いられています。血清PSA値は人間ドックを含めた健康診断、住民健診、または排尿障害により医療機関を受診した際などに測定され、異常値を呈する場合には精密検査である前立腺生検が必要となります。

しかし、PSA値4〜10ng/mLでのがん検出率は10〜20%程度であり、いわゆるグレーゾーンといわれております。グレーゾーンすべての患者さますべてに生検を行うということは、がんのない患者さまに必要のない過剰な検査を行うことにもなりかねず、効率的にも経済的にも無駄が多いと言わざるを得ません。

プロステートヘルスインデックス(phi;prostate health index)は、これまで使用してきた総PSA(total PSA)や遊離型PSA(free PSA)に加え[-2]proPSAを用いることでより高い確率で前立腺がんを検出することができるためすでに米国FDAや欧州では承認が得られ、実際に臨床の場でも使用されております。

[-2]proPSAとは、PSAの前駆体である[-2]proPSA(p2PSA)関連因子であり、組織内濃度および免疫染色による検討で前立腺がん組織に高濃度に存在していることが証明されております。

Phiの算出方法

phi=[-2]proPSA/free PSA×√total PSA

phiの利点

  • より正確な前立腺がん診断が可能
  • 不要な前立腺生検を避けることができる
  • 低悪性度前立腺がんに対する監視療法への応用が可能

費用

プロステートヘルスインデックス(phi) 5,000円(税込)

※初診の方は上記費用に加えて診察料別途3,300円(税込)がかります。

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