第3回:若者の軽症患者のうち52%が何らかの後遺症に苦しんでいた
ノルウェーのベルゲン大学からの報告です(2021.06.23)。
新型コロナウイルスに感染したベルゲン地域の患者312名(自宅隔離患者247名・入院患者65名)を対象として長期間の追跡調査を行なっております。
全患者の61%(189名/312名)が感染後6ケ月以上経過した後も何らかの後遺症に苦しんでおり、自宅療養していた若者(16~30才)の52%(32名/61名)が、感染後6ケ月以降も何らかの症状が持続していたそうです。
【若者のコロナ後遺症症状の内訳】
- ・味覚・嗅覚障害(28%)
- ・呼吸困難(13%)
- ・疲労感(21%)
- ・集中力低下(13%)
- ・記憶障害(11%)
驚くべきことに15才以下の児童16名中2名(13%)にも味覚・嗅覚障害の後遺症がありました。
たとえ無症状や軽症の若者でも後遺症症状で苦しむ可能性があります。
高齢者だけでなく若者の感染対策も非常に重要ですね。
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