第2回:新型コロナウイルス感染者の72.5%が後遺症に悩んでいた
米国スタンフォード大学 疫学・公衆衛生学教室からの報告です(JAMA誌2021.05.26)。
45施設を対象として新型コロナウイルス感染症治癒後に持続する症状について検討、報告されています(「持続する症状」とは、新型コロナウイルス感染症と診断されてから60日以上経過、または急性期症状の回復後30日以上経過しても持続する症状と定義)。
【コロナ後遺症の特徴】
- ①少なくとも1つの後遺症症状を経験した患者の割合は72.5%!その内訳としては疲労感と息切れが最も多かった
- ②「脳の霧」と呼ばれる集中力の低下は約1/4の患者が経験していたその中で多かった症状は認知機能の低下(17.6%)、記憶力の低下(28.3%)
新型コロナウイルス感染症による症状は急性期以降も持続することがありますのでご注意ください。
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