第1回：『コロナ後遺症の特徴について』
新型コロナウイルス感染症の後遺症は発症のタイミング、症状、持続期間が一定ではなく、個人によって異なっております。他の感染症と比べてもこれほど多様な経過を示すのは非常に稀なことです。
新型コロナウイルス感染症による後遺症については、その診断名や定義は国によってばらつきがあり、まだしっかりと定まっておりません。
また、根本的な治療方法も見つかっておりませんので、現時点では症状を和らげる治療（対症療法）やリハビリテーションを行いながら、症状とうまく付き合いながら日常生活や仕事ができるように管理することが治療の目的となります。
【コロナ後遺症の特徴】
- ①感染時の重症度と後遺症の重症度は一致しない
- ②無症状だった方でも後遺症に悩まされることがある
- ③多彩な症状がある
- ④20～40歳代の方に多い
次回からはコロナ後遺症に関してさらに掘り下げていきたいと思います。
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